キーワード検索ツールと言っても数が多く、当記事で取り上げただけでも32もありますので、混乱しないように「キーワード選定の手順ごと」に分けてみました。
中にはアフィリエイターやブロガー、SEOコンサルタントが
「いや、それ知られたくないんですけど」
と思うようなツールも正直ありますので、要注目です。
どんなキーワードツールがあって、どんな機能があって、どれが使いやすいのか手っ取り早く知りたい場合は、最後の「まとめ」を御覧ください。
その後、気になる部分については本文を御覧ください。
特に注目すべき機能がある場合は、ツール名の隣に、最も注目すべき機能を一つだけ併記します。
目次
- 1 キーワード選定の手順
- 2 【定番】誰もが知るキーワード検索ツール
- 3 【調査】キーワードを発掘・発想するためのツール
- 4 【拡張】関連・サジェストキーワードをリストアップする検索ツール
- 5 【選別】キーワードの検索数、SEO難易度を調べるツール
- 6 まとめ|各キーワードツールで「わかること」の一覧
- 6.0.1 【Google検索】おすすめ
- 6.0.2 【Googleキーワードプランナー】おすすめ
- 6.0.3 【Yahoo!キーワードアドバイスツール】
- 6.0.4 【Googleサーチコンソール】おすすめ
- 6.0.5 【Googleトレンド】おすすめ
- 6.0.6 【Q&Aサイト、掲示板、レビュー】おすすめ
- 6.0.7 【ラッコツール見出し抽出】おすすめ
- 6.0.8 【SEOチェキ】
- 6.0.9 【コンテンツサーチ(共起語分析ツール)】
- 6.0.10 【Find Word】おすすめ
- 6.0.11 【サクラサクラボ共起語調査ツール】
- 6.0.12 【日本語シソーラス連想類語辞典】
- 6.0.13 【weblio類語辞典】
- 6.0.14 【OMUSUBI】
- 6.0.15 【Yahoo!リアルタイム検索】おすすめ
- 6.0.16 【cotoha.comトピックス】
- 6.0.17 【Google Correlate】
- 6.0.18 【関連キーワード取得ツール】おすすめ
- 6.0.19 【goodkeyword】おすすめ
- 6.0.20 【KOUHO.jp】
- 6.0.21 【Keyword Tool】
- 6.0.22 【keyword io】
- 6.0.23 【サクラサクラボ関連語ツール】
- 6.0.24 【グーグルサジェストキーワード一括DLツール】
- 6.0.25 【Ubersuggest】おすすめ
- 6.0.26 【MozBar】
- 6.0.27 【Mozキーワードエクスプローラー】
- 6.0.28 【rishirikonbu】おすすめ
- 6.0.29 【aramakijake】
- 6.0.30 【キーワードウォッチャー】
- 6.0.31 【キーワード難易度チェックツール】
- 6.0.32 【キーワードファインダー(有料、高額)】
キーワード選定の手順
目的に合ったキーワード検索ツールを選ぶために、ここではキーワード選定の手順を説明します。
ただ、手順と言ってもツール使用で混乱しないための「整理」ですので、あくまで一例としてご理解ください。手順なんて人それぞれ、いろいろあるはずですから。
さて、当記事ではキーワード選定の手順を以下の3段階に分けています。
①調査
②拡張
③選別
①調査
まず、自サイトにふさわしいと考えられるキーワードを見つけたり思いついたりするための調査をします。調査対象としてのいろいろな情報源を、効率良く見るためのツールをここで使います。
②拡張
次に、調査の段階で見つけたり思いついたりしたキーワードを拡張します。これは、実際に検索されている可能性の高いサジェストキーワードや関連キーワードをメインとして利用します。
この段階をクリアできたキーワードは、ほとんどが「実際に検索されている」ものですが、100%そうというわけではありません。
③選別
最後に選別ですが、前の段階でリストアップしたキーワードを、いろいろな条件で絞り込んで、実際に自サイトで狙うキーワードを決定します。
この3段階に分けてキーワード検索ツールを見ていきますが、もちろん複数の段階で役に立つツールもあります。
ということで以下、ツールを見ていきますが、まずはじめに、多くの人に知られている定番ツールを紹介し、続いて各手順で用いるキーワードツールの話に入っていきます。
【定番】誰もが知るキーワード検索ツール
まずはキーワード検索ツールと言えば誰もが思い浮かべる定番を紹介します。
これだけでもいろいろできてしまうのはさすが定番ツールと言ったところ。
「どのツールを使えばいいかさっぱりわからない」という場合は、定番ツールに絞るのもいいかもしれません。
Google検索
多くのキーワードツールの情報源となっているものですが、Google自体もとても便利なキーワードツールです。
気になるキーワードを検索することで、サジェストキーワードや関連キーワードを知ることができます。
たとえば「◯◯◯」というキーワードが気になるとします。
その場合、Googleの検索窓に
「◯◯◯ あ」
「◯◯◯ い」
「◯◯◯ う」
という具合に、五十音を順番に入力していけば、次から次へとサジェストキーワードが出現します。
これは「◯◯◯」が複合キーワードであっても可能です。
関連キーワードについても、検索結果の下に表示されている「関連する検索ワード」をクリックしていけば、どんどん深掘りすることができます。
また、サジェストキーワードや関連キーワードだけでなく、気になるキーワードで上位表示されているページが「意識して使っているキーワード」も調べることができます。
タイトルや説明文を見れば簡単にわかりますし、上位表示されているページを実際に見に行けば、もっと詳しく知ることもできます。
同様に、上位表示サイトをリサーチすることで、そのキーワードの検索意図も推測することができます。
さらに、広告がどれくらい出ているかも実際に見て確かめることができますので、「広告がたくさん出てるからSEOで上位表示してもなかなかクリックしてもらえないかも…」なんてこともわかります。
Googleキーワードプランナー|多彩な関連キーワード
https://ads.google.com/intl/ja_jp/home/tools/keyword-planner/
キーワード検索ツールの定番中の定番です。
気になるキーワードを打ち込むだけで、大量の関連キーワードを表示してくれますが、「そのキーワードを含まない関連キーワード」も表示してくれるので、より発想を広げやすいです。
どういうことかと言うと、
「サイト 作成」
というキーワードを調べると
「サイト 無料 作成」
など元のキーワードを含んだ複合キーワードだけでなく、
「ホームページ 作り方」
などの類語を含んだものや、
「サーバー 無料」
など「元の単語も類語も含まないけど関係の深いキーワード」も表示される、ということです。
また、検索ボリュームや競合性、入札単価も表示されますので、キーワードを選別する際の参考になります。
この検索ボリュームは
- 「10~100」
- 「100~1000」
- 「1000~10000」
といった大雑把な表示なのですが、それでも十分に参考になるでしょう。
もっと細かい数字が知りたい場合は、Googleアドワーズで広告を出稿する必要があります。
つまり、お金がかかります。
「競合性」というのは、あくまで広告の入札数から割り出されているものですので、SEO難易度を直接表すものではありません。ただそれでもSEO難易度を推測する参考にはなるでしょう。
また、入札価格は「それだけ広告費を使っても利益が出る」ということだから、「お金になる」キーワードかどうかを推測するために役立ちます。
※Yahoo!キーワードアドバイスツール
https://promotionalads.business.yahoo.co.jp/Advertiser/Tools/KeywordAdviceTool
Yahoo!キーワードアドバイスツールはGoogleのキーワードプランナーと似たツールですが、Yahoo! JAPANのビジネスIDが必要となりますので使えるようになるまでが少し面倒です。
ということで普通はキーワードプランナーの方を使うことになります。
Googleサーチコンソール|想定外のキーワードの発見
https://search.google.com/search-console/about?hl=ja
サーチコンソールはいろいろな機能を持つツールですが、キーワードツールとして使う場合は、「サイトを作った後」に役立つものとなります。
ということで自サイトを登録しなければ使えません。
キーワード関連の機能としては、狙ったキーワードで検索結果何位に表示されているかを調べられることはもとより、まったく想定していなかったキーワードでアクセスが来始めた場合も、その順位などをチェックすることができます。
そういうキーワードは部外者には知り得ないものなので、「ダイヤの原石」である可能性もあります。
Googleトレンド|検索数の推移の把握
https://trends.google.co.jp/trends/?geo=JP
Googleトレンドは、最近話題にのぼっているキーワードを知ることができるので、いわゆる「トレンドキーワード」を見つけるのに役立ちます。
ただ、もっと重要な機能として、気になるキーワードの検索ボリュームの推移を調べることもできます。
Googleトレンドで調べることで、そのキーワードの検索ボリュームが、恒常的なものか、周期的なものか、一時的なものかを知ることができます。
それで、
「このキーワードは検索ボリュームは多いみたいだけど、今だけみたいなので不採用」
とか、逆に、
「一時的なキーワードだけど、狙っている人も少ないだろうし、爆発的にアクセスが来るかもしれないから狙ってみよう」
などと考えることができます。
ただし、Googleトレンドで表示される検索ボリュームは、最も多い時を「100」としたものなので、実数はわかりません。
Googleトレンドには、関連トピックや関連キーワードも表示されますので、キーワードの発想を広げる役にも立ちます。
【調査】キーワードを発掘・発想するためのツール
自分のサイトで狙うべきキーワードについて、自分の知識だけから考えると発想が限られてしまいますし、新たなキーワードを発掘することもできません。
そこで、発掘・発想の手助けとしていろいろな情報源を利用することとなります。
情報源としてはインターネット外の書籍や雑誌、テレビなどもよく利用されますが、ここではインターネット上でツールとして利用できるものを見ていきます。
Q&Aサイト、掲示板、レビュー|疑問や悩みがわかる
「キーワード検索ツール」という感じではないのですが、キーワードを見つけたり発想したりするために非常に重要な情報源ですので取り上げます。
一応、検索機能も備わってますからツールと呼べないこともないでしょう。
Q&Aサイトとしてはヤフー知恵袋や教えて!goo、発言小町などが有名です。
これら質問サイトでは多くの人の疑問や悩みが書き込まれますので、質問サイトをチェックすることで疑問や悩みを扱うサイトに必要なキーワードを拾ったり、そこから思いついたりできます。
大手掲示板としては、2ちゃんねるや5ちゃんねるが有名ですがそれだけではなく、ジャンルごとにいろいろな掲示板が存在します。
それぞれのジャンルに興味がある人が集まりますので、そういう人が実際に使っているキーワードを知ることができます。
レビューはアマゾンや楽天市場のもの、それからアットコスメや価格コムなどが有名ですね。こちらは特定の商品に興味を持つ人が実際に使っているキーワードを知ることができます。
ラッコツール|見出し抽出
いろいろあるラッコツールの中でも「見出し(hタグ)抽出」というものです。
これは、気になるキーワードを打ち込むと、そのキーワードで上位表示しているページのタイトルと見出しを列挙してくれるというものです。
見出しには重要なキーワードが入っていることが多いですから、ここからキーワードを拾うことができます。
SEOチェキ(キーワード出現頻度)|ライバルページのキーワード
SEOチェキの中にある、キーワード出現頻度を調べるツールです。
気になるキーワードで上位表示されているページのURLをこのツールでチェックすると、そのページでよく使われているキーワードが出現頻度順に表示されます。
これを見ていくことで、狙うべきキーワードを拾ったり、思いついたりできることがあります。
共起語ツール
コンテンツサーチ(共起語分析ツール)
https://contentsearch.jp/cooccur-terms.php
コンテンツサーチの共起語分析ツールでは、気になるキーワードの共起語をリストアップし、関連性の高い順に並べることができます。
共起語というのは、「同じ話題の中で同時に使われることが多い言葉」ですので、これを見ることで狙うべきキーワードの発想につなげることもできます。
ちなみにこのコンテンツサーチの共起語分析ツールでは、「ソーシャル反響有りのみ」の共起語を表示させることもできます。
Find Word|上位ページにあって自ページにない共起語
こちらも共起語ツールですが、気になるキーワードでの検索結果、上位10サイトと、上位50サイトを調べ、それぞれに多く含まれている共起語を表示してくれます。
つまり、検索結果の上位1ページ目とそれ以下とを比較できるということです。
それだけではなく、自サイトのページURLを同時に入力することで、上位のページにはあるけど自サイトのページにはない共起語を教えてくれます。
サクラサクラボ共起語調査ツール
https://www.sakurasaku-labo.jp/tools/cooccur
サクラサクラボ共起語調査ツールは、複数のキーワードについて、一度に共起語を調べてくれるというのがメリットです。
ただ、複数一度に調べようとすると時間がかかりすぎるので、結局1語ずつになってしまいがちです。
ちなみに、使用するにはアカウントを開設してログインする必要があります。
類語辞典
日本語シソーラス連想類語辞典
weblio類語辞典
類語辞典は、狙っているキーワードを別の表現に言い換えることで、新たなキーワードを発想しようという場合に活用できます。
2つの類語辞典を挙げましたが、weblio類語辞典は類語のみを表示するのに対し、日本語シソーラス連想類語辞典は類語に加えて連想される言葉も表示します。
日本語シソーラス連想類語辞典のほうが表示される言葉は幅広いということで、思わぬ発想につながりやすいでしょう。
OMUSUBI|キーワードマップ
https://omusubisuggest.appspot.com/
OMUSUBIは気になるキーワードに対するサジェストワードを、マインドマップ形式で表示してくれます。
人によっては、このマインドマップ形式のほうが、キーワードを発想しやすいということもあるはずです。
OMUSUBIで表示されたキーワードマップを元に、自分でもマインドマップを書いてみてキーワードを発想する、という方法もよいですね。
Yahoo!リアルタイム検索|最新の話題を最速で
https://search.yahoo.co.jp/realtime
Yahoo!リアルタイム検索はTwitterでのツイートが対象になっています。
その時よくツイートされているキーワードがわかるだけでなく、特定のキーワードについて何がツイートされているかもわかります。
ということは、特定のキーワードについて、何か話題が集中していることがあれば、それに関するツイートがたくさん出てくることになります。
たとえば自サイトでダイエットを扱っている場合、Yahoo!リアルタイム検索で「ダイエット」と検索すれば、流行し始めたばかりのダイエット法を知ることができるかもしれません。
それにすぐ対応してコンテンツを作るなら、Twitterで拡散されやすいですし、それについてまだ扱っているサイトがなければ、自サイトが検索1位を取ってしまうことも十分可能です。
cotoha.comトピックス
cotoha.comトピックスはTwitterではなく、最近のニュースやサイト記事を対象にして、気になるキーワードに関する話題をピックアップしてくれるツールです。
表示されたニュースや記事から、関連キーワードの中でも現在特に話題になっているものを、いろいろと見つけることができます。
ついでとして、検索トレンドや、キーワードに関係するQ&Aサイトのページも表示されます。
Google Correlate
https://www.google.com/trends/correlate/
Google Correlateは「検索トレンドのパターンを比較して、似ているものを関連ワードとして表示する」という面白い仕組みのキーワード検索ツールです。
簡単に言うと、Googleトレンドのグラフの形が似ているキーワードを探してくる、ということです。
「関連するかどうか」を他にはない方法で判定するので、意外な関連キーワードが出てくることもあります。
ただ、仕組み的に難しい部分があるせいか、何も表示されないこともよくあります。
【拡張】関連・サジェストキーワードをリストアップする検索ツール
「調査」の段階でいろいろと「使えるかもしれない」キーワードを発掘、発想できました。
次は、そのキーワードが、実際にどんなキーワードと組み合わされ、検索されているのかをチェックします。
具体的には、サジェストキーワード、関連キーワードと呼ばれるものをリストアップしていくということです。
この過程で、たくさんのサジェスト・関連キーワードが出てくる場合もありますし、まったく出てこないこともあります。
まったく出てこない場合は「検索されていない」可能性を考えることになります。
調査の段階で見つけたキーワードが、多くのサジェスト・関連キーワードによって広がっていくということで「拡張」というわけですが、このために利用できるキーワード検索ツールには以下のようなものがあります。
※最初に紹介した定番ツール以外のものを挙げていきます。
関連キーワード取得ツール|速い、多い
http://www.related-keywords.com/
サジェストキーワード、関連キーワードをリストアップするツールとしては、次の「goodkeyword」とともに、トップクラスの有名ツールです。
Googleサジェスト、教えて!goo、Yahoo!知恵袋を情報源とし、大量の関連キーワードをあっという間にリストアップしてくれるので非常に使い勝手が良いです。
使っていて、ストレスをまったく感じません。
また、リストアップされたキーワードをクリックすると、Googleの検索結果に飛ぶことができますので、検索結果をリサーチする際にも便利です。
ついでながら、調べたいキーワードに関係する、教えて!gooとYahoo!知恵袋のページもたくさん表示してくれます。
goodkeyword
goodkeywordも便利なキーワード検索ツールですが、関連キーワード取得ツールと違うのは情報源です。
サジェストキーワードの取得元が、Googleサジェスト、Bingサジェスト、楽天サジェスト、GooglePlayサジェストとなっている上、それぞれ選択することができます。
また、リストアップされたキーワードからGoogle、Bing、Yahoo!、それぞれの検索結果に飛ぶことができます。
Googleトレンドのグラフや元のキーワードの「周辺語」も表示されます。この周辺語を、新たなキーワード発想に役立てることもできます。
KOUHO.jp
KOUHO.jpも関連キーワード取得ツールやgoodkeywordと似たツールですが、情報源がGoogleサジェスト、Bingサジェスト、Amazonサジェスト、楽天サジェスト、はてな連想語、Twitter共起語となっており、それぞれから選択することができます。
Amazonサジェストや楽天サジェストは、「何か買おう」としている人がAmazonや楽天市場で検索した言葉ですので、コンバージョンに近いキーワードを見つけるために役立ちます。
Keyword Tool
Keyword Toolの情報源は、Google、YouTube、Bing、Amazon、eBay、Play Store、Instagram、Twitterとなっています。他では見られない情報源がいくつかありますね。
YouTubeのサジェストなどは、動画タイトルを決める際のキーワード選定に役立てることができます。
ただ、言語をプルダウンで選択できるようになっているのですが、選べる言語が多すぎてかえって使い勝手が悪くなっています。
トレンドやCPC(クリック単価)、Competition(広告の競合度)が隠されていますが、これをすべて見るためには最低でも月89ドルかかります。
その他のサジェストツール
keyword io
サイトの見た目もURLもKeyword Toolに似ているのですが、情報源が違います。
Google、YouTube、Bing、Tandex、Wikipedia、Ebay、Alibaba、Playstore、Fiverr、Fotoliaとなっていて、他にはない情報源もいくつか見られます。
ただ、ログインしなければ使うことができませんし、プルダウンメニューから「日本語」を見つけるのが大変です。
サクラサクラボ関連語ツール
https://www.sakurasaku-labo.jp/tools/related
こちらは上述のサクラサクラボ共起語調査ツールと同じ管理画面から利用することができます。
ただ、共起語ツール同様、少し動作が重いです。
メリットとしてはキーワード検索ツール以外にも、いろいろとSEOツールが使えるところが挙げられます。
グーグルサジェストキーワード一括DLツール
こちらのツールは非常にシンプルで、その名のとおり、Googleのサジェストキーワードを50音順にリストアップし、ワンクリックでCSVファイルとしてダウンロードできる、という機能に絞られています。
このシンプルさにメリットを感じる人もいることでしょう。
【選別】キーワードの検索数、SEO難易度を調べるツール
調査と拡張によって、候補となるキーワードが大量に出てきましたので、今度はこの中から、有望なものを選び出し、実際にサイトで狙っていくキーワードを決める作業となります。
選別の際に考慮される主なポイントは以下のとおりです。
- 検索ボリューム
- 競合性
- 広告クリック単価
- コンバージョンまでの距離
次にそれぞれの注意点に触れておきます。
検索ボリュームが表示されるツールはいろいろありますが、無料版キーワードプランナーに限らず、どれも「だいたいの数字」「予想値」です。
- 「検索ボリュームは◯◯と表示されてたけど実際作ってみたら全然アクセスが来なかった」
- 「表示されていた検索ボリュームは少なかったけど、意外に沢山のアクセスが来た」
なんてことも珍しい話ではありません。
競合性については、「SEO難易度」を表示しているツールもありますが、Googleのキーワードプランナーを始め多くのツールは、「広告を出稿する場合の競合度」を表示しています。
またSEO難易度にしても、そのツールが独自の計算ではじき出しているわけですから、あくまで一つの目安に過ぎません。
広告クリック単価は、そのキーワードが利益につながりやすいかどうかを推測するための一つのデータですが、一概に「クリック単価が高い=コンバージョンまでの距離が短い」というわけではありません。
ただし、広告を出稿する人にとっての人気のキーワードであることは確かです。
いくつか注意点はありますが、以上のようなポイントを考慮しつつ、キーワードを選別していくことになります。
ただこの選別の度合いは人それぞれです。
「実際に検索さえされていればOK、採用」という人もいますし、いろいろな条件を慎重に吟味して、ギリギリまで絞り込む人もいます。
また、重視するポイントも人それぞれで、検索ボリュームをしっかりチェックする人もいれば、逆にまったく見ないという人もいます。
この段階は、「条件を決めてツールで全自動スクリーニング」とはいかず、調査段階で蓄えた知識や、サイト作成の経験が大きく役立つところです。
ということを前提とした上で、以下にキーワードの選別で役立つツールを見ていきます。
Ubersuggest|トラフィックアナライザー
Ubersuggestは、キーワードの選別に使える無料ツールの中では、現時点で最も便利なものでしょう。
気になるキーワードの月間検索ボリュームだけでなく、CPCやPD、SDも表示されます。
PDとSDはUbersuggest独自の数値のようで、
日本語でPDは「有料難易度」、SDは「SEO難易度」と表示されています。
「有料難易度」というのは広告の競合度のことでしょう。
また、検索窓に打ち込んだキーワードだけでなく、そのキーワードのサジェストキーワードや関連キーワードについても、上記のデータをあっという間にリスト表示してくれます。
ここまででも十分便利なのですが・・・
このUbersuggestにはもう一つ「恐ろしい(笑)」機能があります。
それは、ライバルサイトのアクセス状況をある程度解析できることです。
「トラフィックアナライザー」という機能です。
トラフィックアナライザー
https://app.neilpatel.com/jp/traffic_analyzer/
ここでライバルサイトのドメインを入力すると、ライバルサイトの
- アクセス数の推移
- アクセスを集めているページのランキング
- アクセスを集めているキーワードとその流入見込み数
などがだいたいわかってしまいます。
キーワード検索ツールとして見るなら、ライバルサイトが実際にアクセスを集めているキーワードがわかるというのは、非常に大きなポイントです。
MozBar|PA、被リンク数、DA表示
https://moz.com/products/pro/seo-toolbar
MozBarはGoogle Chromeの拡張機能で、無料で使うことができます。
MozBarをGoogle Chromeに追加すると、Googleの検索結果で表示されているページそれぞれに、
- 「PA」
- 「links」
- 「DA」
という数字が表示されるようになります。
PAは「ページオーソリティ」、linksはそのページの被リンク数、DAは「ドメインオーソリティ」を表します。
ちなみにPAもDAもMoz独自の数値ですので、あくまで一つの目安ですが、SEO難易度を推測するための参考にはなります。
検索結果からそれぞれのページに移動すると、ブラウザ上部に同情報以外にも「Spam Score」が表示されます。
これはMozによると「有害な被リンクの割合」とのこと。
また、検索結果で「Link Analysis」をクリックすると、詳細な説明があるページに飛べますが、全て英語です。
Mozキーワードエクスプローラー
入力したキーワードの検索ボリューム、SEO難易度、オーガニックCTR、プライオリティが表示されます。
ただ、検索ボリュームは「no data」と表示されることが多いです。
SEO難易度は上記のPAとDA、その他の要素を考慮して計算された数値とのこと。
オーガニックCTRは、「純粋な検索結果」がクリックされる割合のことです。つまり、広告など「純粋な検索」結果以外が広い面積を占めていればオーガニックCTRは下がることになります。
プライオリティ(優先度)というのは、総合的に見た、そのキーワードの「おすすめ度」で、Mozが独自に算出しているものです。
サジェストキーワードとその検索ボリュームも表示されますが、表示までにずいぶん時間がかかります。また例によって検索ボリュームは「no data」が多いです。
rishirikonbu|検索1位の月間アクセス予想数
rishirikonbuは気になるキーワードを打ち込むだけで、関連キーワードやサジェストキーワードを表示してくれますが、それとともに、検索1位になった場合の月間アクセス予想数も表示してくれます。
関連キーワードとサジェストキーワードの取得元はYahoo!とGoogleとなっていますが、そのキーワードが表示されるのがYahoo!なのかGoogleなのか、またサジェストなのか関連なのかも教えてくれます。
SEO難易度も数値化して表示してくれますが、これはrishirikonbu独自の数値です。記入したキーワードのみ表示されます。
SEO難易度とともに、検索結果上位10件のうち、タイトルにキーワードが入っているページの数、トップページの数も表示されます。
タイトルにキーワードが入っていれば「このキーワードを意識しているんだな」と推測でき、それがトップページなら「力を入れているんだな」と推測できます。
※aramakijake
rishirikonbuと同じ業者のものですがaramakijakeは1位だけでなく、GoogleとYahoo!それぞれの50位までの月間アクセス予測数を表示してくれます。ただし、記入したキーワードだけです。
「競合検索数予測ツール」のほうはうまく機能していないようです。
その他の選別用キーワード検索ツール
キーワードウォッチャー
https://www.keywordwatcher.jp/
キーワードの月間検索数を調べることができますが、うまく表示されないこともあります。また、利用するにはログインが必要です。
無料で調べられるのは月に20回です。
キーワード難易度チェックツール
記入したキーワードのみ、SEO難易度、月間検索数予測、検索結果1位時の月間アクセス数予測が表示されるというシンプルなツールです。
【番外編】多機能キーワード検索ツール|ただし高額
キーワードファインダー
キーワードファインダーは、登録したキーワードの関連キーワードを毎日自動取得し、検索ボリュームとSEO難易度、自サイトとの関連度を評価して自動的に「おすすめキーワード」を提案してくれます。
つまり、「SEO難易度の割には検索ボリュームが多く、自サイトとの関連が深いキーワード」を探す作業を、日々自動でやってくれるということです。
これだけでも非常に便利そうなのはわかるのですが、さすがに無料ではなくて、利用するためには最低でも月5万円×契約期間縛り3ヶ月で15万円必要になります。
上記以外にも、キーワードマップや自サイト各ページのSEO評価、日々の検索順位の記録や上位サイトの調査など便利な機能が揃っています。
まとめ|各キーワードツールで「わかること」の一覧
最後に当記事で紹介したキーワード検索ツールで「わかること」をまとめます。
※多機能ツールに関してはキーワード関連の機能のみ記します。
また、特におすすめできるキーワード検索ツールには「おすすめ」と表記します。
【Google検索】おすすめ
- サジェストキーワード
- 関連キーワード
- 検索結果上位ページのタイトルとメタディスクリプション
- 広告の多さ
【Googleキーワードプランナー】おすすめ
https://ads.google.com/intl/ja_jp/home/tools/keyword-planner/
- 関連キーワード
- 入力したキーワードを含まない関連キーワード
- 月間検索ボリューム(非常に大雑把)
- 広告の競合性
- 広告クリック単価
【Yahoo!キーワードアドバイスツール】
https://promotionalads.business.yahoo.co.jp/Advertiser/Tools/KeywordAdviceTool
- 候補キーワード
- 広告クリック単価
- 1日の推定インプレッション数
【Googleサーチコンソール】おすすめ
https://search.google.com/search-console/about?hl=ja
- 自サイトにアクセスが来ているキーワード
- その検索順位
【Googleトレンド】おすすめ
https://trends.google.co.jp/trends/?geo=JP
- 最近の急上昇ワード
- 特定キーワードの検索ボリュームの推移
- 関連トピック
- 関連キーワード
- どの地域で特に検索されているか
【Q&Aサイト、掲示板、レビュー】おすすめ
- ユーザーが実際に使っているキーワード
【ラッコツール見出し抽出】おすすめ
- 検索上位サイトのタイトルと見出し
【SEOチェキ】
- 指定ページのキーワード出現頻度
【コンテンツサーチ(共起語分析ツール)】
https://contentsearch.jp/cooccur-terms.php
- 共起語(通常)
- 共起語(ソーシャル反響有りのみ)
【Find Word】おすすめ
- 検索上位10サイトの共起語
- 検索上位50サイトの共起語
- 上位ページにはあるが自ページにはない共起語
【サクラサクラボ共起語調査ツール】
- 共起語
【日本語シソーラス連想類語辞典】
- 類語
- 連想語
【weblio類語辞典】
- 類語
- 対義語、反対語
【OMUSUBI】
https://omusubisuggest.appspot.com/
- サジェストワードのマップ表示
【Yahoo!リアルタイム検索】おすすめ
https://search.yahoo.co.jp/realtime
- Twitterで話題になっているキーワード
- Twitterでの検索結果
【cotoha.comトピックス】
- 関連ニュース
- 関連記事
- 検索トレンド
- Q&Aサイトの関連ページ
【Google Correlate】
https://www.google.com/trends/correlate/
- 検索トレンドのパターンが似ているキーワード
【関連キーワード取得ツール】おすすめ
http://www.related-keywords.com/
- サジェストキーワード
- 関連キーワード
※Googleサジェスト、教えて!goo、Yahoo!知恵袋
- Q&Aサイトの関連ページ
【goodkeyword】おすすめ
- サジェストキーワード
※Googleサジェスト、Bingサジェスト、楽天サジェスト、GooglePlayサジェスト
- 検索トレンド
- 周辺語
【KOUHO.jp】
- サジェストキーワード
- 連想語
- 共起語
※Googleサジェスト、Bingサジェスト、Amazonサジェスト、楽天サジェスト、はてな連想語、Twitter共起語
【Keyword Tool】
- サジェストキーワード
※Google、YouTube、Bing、Amazon、eBay、Play Store、Instagram、Twitter
- 検索トレンド
- 広告の競合性
- 広告クリック単価
※サジェスト以外は有料
【keyword io】
サジェストキーワード
※Google、YouTube、Bing、Tandex、Wikipedia、Ebay、Alibaba、Playstore、Fiverr、Fotolia
【サクラサクラボ関連語ツール】
- サジェストキーワード
- 関連キーワード
【グーグルサジェストキーワード一括DLツール】
- サジェストキーワード
【Ubersuggest】おすすめ
- サジェストキーワード
- 関連キーワード
- 月間検索ボリューム
- 広告クリック単価
- SEO難易度(SD)
- 広告競合性(PD)
- ライバルサイトのアクセス推移
- ライバルサイトのアクセスページ
- ライバルサイトのアクセスキーワードと流入見込み数
【MozBar】
https://moz.com/products/pro/seo-toolbar
- 検索上位ページのページオーソリティ(PA)
- 同被リンク数(links)
- 同ドメインオーソリティ(DA)
【Mozキーワードエクスプローラー】
- 検索ボリューム(no data多し)
- SEO難易度
- オーガニックCTR
- プライオリティ
- サジェストキーワード
【rishirikonbu】おすすめ
- サジェストキーワード
- 検索キーワード
※Yahoo!、Google
- 月間検索ボリューム
- 検索1位の月間アクセス予想数
- SEO難易度
- 検索上位10件のうちタイトルにキーワードが入っているページの数
- 同トップページの数
【aramakijake】
- 検索1位から50位までの月間アクセス予測数
【キーワードウォッチャー】
https://www.keywordwatcher.jp/
- 月間検索ボリューム
【キーワード難易度チェックツール】
- SEO難易度
- 月間検索ボリューム
- 検索1位の月間アクセス予想数
【キーワードファインダー(有料、高額)】
- サジェストキーワード
- 関連キーワード
- 月間検索ボリューム
- SEO難易度
- 自サイトとの関連度
- おすすめキーワード
- キーワードマップ
- 自サイト各ページのSEO評価
- 検索順位推移
- 上位サイトチェック
以上、多くのキーワード検索ツールをご紹介しましたが、もちろん全部を使うことはできません。
そこでどれかを選んで使うことになりますが、選ぶ際に大事なのは「多くの人が勧めているかどうか」ではなく「自分にとって使いやすいかどうか」です。
なぜなら、サイト作成の手法は人それぞれで、その手法ごとに最適なツールは異なるからです。
たとえば、
「この手順にはツールは使わないけど、ここはツールを使って効率化したいな」
とか、
「こんな機能要らないから、この部分だけサクサク進めてほしい」
など、人によって違うからです。
ですので、自分にとって使いやすいキーワード検索ツールを選び抜き、それを使い込んでいくのがよいでしょう。
そうすることで「自分なりのツールの使い方」ができるようになり、自分なりの使い方ができれば、他の人と同じツールを使っても違う結果を出すことができるでしょう。
そしてそこに至るために、当記事の情報を少しでも役立てていただければ幸いです。
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